2014/07/22 (火)
07:36 |
なべちゃんエッセー
強い日差しに焼けた
アスファルト道路の真ん中あたりで
ミミズが動かなくなっている
土や葉陰を求めた行動だったのか
僕の目には
無謀とも思える結末だ
ショートカットで行けばよかったのに
夕立を待てばよかったのに
それらは人間的発想なのだろう
無意識なのか本能なのか
そんなくだらない連想の間にも
彼はどんどん干からびて行く
人間様も大して変わらねぇなぁ
文明という名の衣を纏った原始人
生き死に、淘汰、輪廻、
巡る言葉たちのなかで
洗濯機の回る音が
僕を現実に引き戻す
posted by
わたなべあきお | - | -