「あなた(きみ)は、いつも遠くを見ている・・・」
友人、恋人、先生・・・
僕と接したほとんどの人にそう言われてきた。
決して僕は相手を無視するわけではなく、これは幼いころから身についた
自己救済法とでも言うべき心の動きであって、ほとんど無自覚なのでした。
もし、僕がその事を自覚(反省)したならば、おそらくは徐々にという段階を経ないで
一気に終焉に向かうことでしょう。
これは戯言ではなく、言わば<もうひとりの自分>の分析(診断)結果なのです。
心の住み場所が多すぎるのもどうかと思いますが、せめて二〜三カ所はあった方がいいと
思ったりするのです。
そしてその中の一つは、誰にも侵入されない自分だけの安息の場であってほしいのです。