♪夕暮れ時には想いがかけめぐり
三度目の秋に 何かが揺れている
時間をとめても 過ぎゆくものたちは
はるかな海原に ただよい夢と散る
かすかに聞こえた やさしさの歌声は
友や家族の 手招きほどなつかしく
木の葉にうずもれて 季節に身を任す
それでも 私は私であるために
そうだ 元気ですよと 答えたい

このころ……
僕は、日本海の孤島に身をおいて
ひたすら本土に想いを寄せて……
しかしながら逆にもう一つの心は
島流しの流人のように
星空を眺めては涙していた
天空を縦横無尽に駆け巡る心の召し使いたちは
主人の言いつけのままに天空を彷徨い歩く
生身の肉体はともかく
言葉や心の奔放さは何ものにも変えがたく
何十万キロの先の彼方へさえ
届け得ると固く信じて疑わなかった