上空斜め四十五度の目線 その視線先の男 どちらが本物の自分なのか 現実界を生きていながら その自分が仮者のように思う 上空の男こそが本者と確信する そしてそのまた遥か上空にいる母と 透明かつ清らかにして頑強な糸で結ばれていることを 確信する 母は決して手招きはしない ただ優しく悲しげな眼差しを注ぐだけ
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