寸借詐欺

猛暑日続きの京都…まさしく外は危険だ。 

昨日、所用のためバスで出掛けた。乗り換えが必要だったため、次のバス停で

待っていたら、老婦人が女子大生に何やら頼み込んでいた。断られたようで、

今度は僕に。バス賃を貸して欲しいらしい。一瞬、これは詐欺だな…と思ったが、

黙って230円渡した。そして彼女は到着したバスに乗り込んで行った。想像するに、

彼女は無賃乗車証を持っているはずだ。おそらく先のどこかで降りて、

また同じことを繰り返すはずだ。

これを半日もやれば、千円、二千円は稼げる?だろう。

成功率は三割か五割かわからないが…。寸借詐欺というやつなんだろう。

僕は、そのせいとは言わないがバスの系統を間違えてしまい、遠く離れた場所で

下車して2キロほど歩く羽目になった。炎天下、持って行ったタオルが汗にまみれた。

これなら、タクシーに乗った方が良かったかな…と自分を責めた。八つ当たりする

物も無く、「あの婆さん、いい死に方は出来んよ」と思いながら、ひたすら

汗を拭き拭き歩いたのだった。


 

posted by わたなべあきお | - | -

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