背景の記憶(339)

夏に帰省すると

父はかならずこう言った。

「やれ、帰ったかい、水浴びんかね」…と。

昔のことだからシャワーもない時代

「行水」とも言った。

酷暑の続くこの夏。

ふと父の言葉がよみがえる。

寡黙だった父の最大の愛情表現だった。

posted by わたなべあきお | - | -

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