加代「(あーあと大きな溜息をついて)一日長いよ長野県」
加代、ポップコーンを一つとって食べる。
健吉「こういう暮らしが秋田県〜じゃないだろうな」
加代「もういっぺんお店に出ようかな」
健吉「それ言われると大分県」
加代「・・・・・(目を白黒して考えて)〜あたしも年を鳥取県」
健吉「いやいやまだまだ和歌山県」
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健吉「お前の方から岩手県・・・こういう言い方流行ってるんだよ」
「冬の運動会」 向田邦子
かなり昔だけど、漫才のWヤングのネタでこんなのの連発があったなぁ・・・。向田作品にも影響を与えたということか?
僕たちも真似してやったものだ。
玄関先に咲いた〜くちなしの花
彼はあなたを〜愛知県
これから先は〜茨城県
小銭を拾って〜徳島県
苗字じゃなくて〜長崎県
そっと帰ろう〜静岡県
あいつの物腰〜島根県
滑って転んで〜大分県
しかし、しかし・・・
こんなご時世では、迂闊に地名は出せないな。
それどころではない〜笑えない〜現実がある。
ということは、あのころはそれなりに幸せだったってことなんだろうな。