背景の記憶(337)

♪名前も知らない あなたと私
 なのに不思議ね 胸がときめく
 恋はこうして 生まれるものなのね
 教えてほしい あなたのすべてを
 今宵ひとりで歌う あなたへの歌
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カラオケ🎤🎶がブームの頃

あるスナックでよく逢う女性がいた

名前も知らないし、グループも違ったのだが

歌う歌の傾向が似ていた

僕の歌に一際拍手を送ってくれた人だった

その店が閉店時間となって、タクシーを呼んでもらったら

ママが「なべちゃん、一軒付き合って」と言った

そしたらその彼女も乗り込んできた

ママは何を考えたのか?何を企んだのか?

僕には理解不能だった

行き先は店を終えたママたちがよく行く店らしく

深夜だというのに大流行だった

鈍感な僕は、ママたちの企みを理解するのには

かなりの時間を要したのだった

posted by わたなべあきお | - | -

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