2026/04/23 (木)
13:46 |
なべちゃんエッセー
たいていのことは我慢してきた。
わがままを言ったり、利己的になったり、
人を傷つけたり、感情の起伏を人に見せたり、
いたずらに逆らったりせず、
できるだけにこやかに、温厚に、
他者とぶつからないように生きてきた。
それがおかれた立場の最善の処世術であるかのように。
自意識が芽生えたころには、継母がそばにいた。
しかし僕の心の中までは、決して入ってはこなかった。
裏を返せば、僕は幼くして鎧を身につけていたことになる。
それは自らが身につけたわけではなく、
実母が形見のように着せかけたものだっのだ。
posted by
わたなべあきお | - | -