僕は辛うじて立ち止まった
上ばかりを見て歩いていたから
ふと目線を下げたら崖の淵だった
思わず深呼吸をした
その後から動悸が激しくなった
まるで催眠術にでも罹ったように
僕は誘導されていたのだ
己を客観視せよ
悪鬼悪魔は善人を装い
満面の笑みと優しさで忍び寄る
誰彼となく言ってきたことを
自分に言い聞かせる
しっかりしろよ
心に真剣を携えて切り開き出よ
亡霊たちはたちまち退散するはずだ
Trackback URL : https://watanabe.xtr.jp/sb.cgi/3583
コメント