父は<歩く人>だった 実によく歩いた 「車で送ろうか?」と言っても 片手を挙げて「ノー」と意思表示した 麦わら帽子を被り、ゴム草履でスタスタと歩いた まさに、スタスタ・・・と 少々遠い所へも、バスにも乗らずに とにかく歩いた 今、僕はそのころの父の年齢を超えたが とてもじゃないが、父の真似は出来ない やはり、老化は足からやってくる 因みに、父は百歳まで生きた
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