さりげなく

 僕の生活信条は、「何事も さりげなく さりげなく」なんだが、表面上も

心の中もまったく同じかと問われれば、もちろん「ノー」と答えるしかない。

葛藤とまではいかなくとも、一種の自己制御は働いているわけだ。

 鎧兜や裃袴まで身に着けるわけではないが、それなりの身づくろいはして

いないと、丸裸では世の中歩けない。心の中の葛藤は人間形成上の必須条件

だと思っている。常に自分を客観視して修正努力を惜しまない。それでこそ

成長と言うものだろう。

 一方で、世の中によく言えば<裏表の無い人>はたくさんいるけれども、

そういう人たちは、少なからず衝突を生む。建設的衝突ならむしろ歓迎される

べきものなのだろうけれども、大方は<大人の喧嘩>に発展し、けんか別れや

いがみ合いでしこりを残すことになる。

<熟視黙考>・・これは一つの鍛錬だ。そして最終結論を緩やかに<発信>する。

ここでこそ・・・さりげなく、さりげなく。

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posted by わたなべあきお | comments (0) | trackbacks (0)

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