カテゴリー「背景の記憶」は、実を言うと・・・
先日亡くなられた<吉本隆明氏>の本の題名から拝借したものだった。
(1994年・宝島社)
正直言って、詩集もその他も難解で
「こりゃムリだわ・・・僕には」だった。
ただ・・・誰かが言うように
活字としての言葉は難解だけれど、話し言葉はす〜っと入ってくるような気がする。
そして・・・
おそらくは、これもまた父に薦められて読み始めたのだと思う。
父がよく言っていた・・・
「解らなくてもいいから、とにかく最後まで読め。英語の原書を読むみたいに読め。すると・・・
なにかが必ず心に残る。」
もう一点・・・
風貌、雰囲気が父に似ている。
机の上に置かれた〜わら半紙や広告の裏側を閉じたものと万年筆を思い出す。
父は・・・あと数年で百歳になる。
逢いに帰らなくては!