背景の記憶(304)

♪泣かないって約束したのに
 「さよなら」と言ったら
 何にも言わずに横向いて
 お下げが風に揺れていた
 忘れないさ忘れないさ
 好きなのさ

♪やがて夜が明ける
 今は冷たい色
 次のカーブ切れば
 あの日 消えた夏
 君は先を急ぎ
 僕は ふり向き過ぎていた
 知らずに別の道
 いつからか離れていった

 サヨナラを繰り返し
 君は大人になる
 ときめきと とまどいを
 その胸にしのばせて

 ・・・・・・・・・
 サヨナラを言えただけ
 君は大人だったね
 ときめきと・・・・


 
 kanojo-fukuen_key.jpg

別離が男を強くする
強くならなきゃ
貴女に申し訳が立たない
もちろん
抜け殻のような日々もあったさ
でも、心の奥底で
愛の灯はチロチロと燃え続けていた
それだけが、貴女への償い

posted by わたなべあきお | comments (0) | trackbacks (0)

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