♪広瀬川流れる岸辺 想い出は帰らず
早瀬踊る光に 揺れていた君の瞳
季節はめぐり また夏が来て
あの日と同じ 流れの岸
瀬音ゆかしき 杜の都
あの人はもういない
クラブの夏のイベントで、僕は幹事をしていて、いろいろと動き回っていたのだが
カラオケの最後の方になって、みんなから「幹事も唄え!」ということになった。
僕は「青葉城恋唄」を選曲した。というのも、故郷の懐かしい友の死の知らせから、
まだひと月も経っていなかったのだ。彼女の供養にはとてもならないだろうけど、歌詞の内容に彼女への想いを重ねて歌い出した・・・。
優しいメロディーと歌詞の内容が、彼女の想い出と重なって、涙が滲み、声が震えた。近くで聴いていた人が、事情も知らないだろうに、目頭を押さえていた。
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