人が亡くなるってことが、こんなに自分が生きるってことに影響するのか!ってこ
とを実感したのは超久しぶりだった。
それは、僕の人生の師が亡くなられた時、本来ならば、僕は葬儀の執行長をするべ
き立場にあったのだが、葬儀の後日、言われたのは「呆然自失」状態で、何の役目
も果たせていなかった・・・らしい。
そりゃあそうだろう!人生最愛の師が、この世から居なくなってしまったのだ。
人の死には、それなりに免疫力のある自分と思っていたが、いざその場に直面
すると、我を失ってしまっていた。・・・らしい。
実母の時は、僕はまだ三歳だった。父の時は、父はもう百歳だった。
兄、姉は、一緒に暮らした期間は皆無に等しかった。
ある人から、その瞬間のことを頼まれた。「死の覚悟」と言うのか、毅然たる
言葉だった。何を隠そう・・・その人は我が師のお嬢さんだ。
死生観は、僕とまったく同じだった。
天は、引き合わせるべき人を、必ず引き合わせる。
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