悲しみと感謝の誕生日

明日は母の命日。
父曰、「九月一日は、防災の日ならぬ亡妻の日である」
僕の誕生日が今日〜八月三十一日だから僕の満三歳の誕生日の明くる日に
母は亡くなった。
これまた父曰「最愛の末息子の三歳の誕生日まではと懸命に生き抜いて、まるで
それを見届けて安心したかのように逝った」
そしてまた父曰、「三つ子の魂、百まで・・・が本当なら、せめて母の最後を
見届けさせようと、抱きかかえて柩の前に立った」
まさしくその行為は大きな事実を残し、僕の脳裏には柩の中の白装束の母の姿が
鮮明に焼き付けられている。父のその行為が無ければ、僕の記憶の中には母の姿が
まったく残らなかったと言うことになる。

母、恋いし・・・そして懺悔・・・

生誕まで一カ月も胎内に留まって、母の寿命を縮めた僕・・・

亡母の命日の前夜の誕生日・・・


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posted by わたなべあきお | comments (0) | trackbacks (0)

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