松江水郷祭

鮮やかな満開の花火の後の暗闇の中に

あなたが手を振る姿を見たのは

幻だったのでしょうか

辛く悲しい別離を経験しても

今はただ懐かしく穏やかなのは

すべてあなたの優しさのお陰でしょうか

湖畔の防波堤に並んで腰かけて

見上げた花火の鮮やかさ

嫁が島の伝説は

僕たち二人には無縁だったのでしょうか

千年の恋ならずとも

せめて半世紀の恋よやって来い

時代は巡る

飛び散る花火は

僕の心の代弁者か

末端の一筋の火の線よ

彼女に届けてはくれないか

僕の心の叫びを


松江水郷祭.jpeg

posted by わたなべあきお | comments (0) | trackbacks (0)

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