鮮やかな満開の花火の後の暗闇の中に
あなたが手を振る姿を見たのは
幻だったのでしょうか
辛く悲しい別離を経験しても
今はただ懐かしく穏やかなのは
すべてあなたの優しさのお陰でしょうか
湖畔の防波堤に並んで腰かけて
見上げた花火の鮮やかさ
嫁が島の伝説は
僕たち二人には無縁だったのでしょうか
千年の恋ならずとも
せめて半世紀の恋よやって来い
時代は巡る
飛び散る花火は
僕の心の代弁者か
末端の一筋の火の線よ
彼女に届けてはくれないか
僕の心の叫びを
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