夕暮れの西空に向って 一機のジェット機が銀色に光って 白い尾っぽを残しながら飛んで行く まるで僕を置き去りにするように また・・・僕に「ついて来い!」とでも言うように 数十秒後に消えてしまうその尾っぽに 僕は己を重ね見ていた 俯きながら 地面ではなく 空を見上げている己に 希望の欠片を見つけたような気がした 」
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