ふたりの自分

今、君は生きていますか?

今、君は僕を覚えていますか?

僕が、突然目の前に現われたら・・・

微笑んでくれますか?

ぎゅっとハグしてくれますか?

思い出話に花を咲かせてくれますか?


僕はこの現実の中で

確かに生きてはいますが

心はいつも徘徊しています

そして、青春時代のあらゆる想い出が

今の僕の唯一のエネルギー源なのです

それらの全てが挫折や別離という結末でしたね

それでもなお、僕の心に生き続ける貴女は

今もなお、優しく見つめ続けてくれていると

確信する僕なのです


僕は、まさに、仮の世を生きています

でも、夢遊病者のごとくではありません

真剣に生きています

ただ・・・もう一人の自分がいるのです

彼こそが、本物の自分なのかもしれません

自分では説明が付きません


現実を懸命に生きる自分と

それを冷徹に見つめ続ける自分と

二人の自分が

僕の中で微妙なバランスで存在しています

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posted by わたなべあきお | - | -

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