「○○と煙は高いところを好む」と言うけれど
これまでの人生で、住む家と言えばほとんどが高所と言っていい。
生まれ故郷の島の家は、湾を見下ろす坂道の頂点にあったし、
、
父が建てた家も、街の丘に位置していた。
青春時代のアパートは、京都市街を見下ろす場所だった。
夜、西方に見える京都タワーを中心とした夜景が素敵だった。
結婚して間もなく移り住んだ家も、竹藪を切り開いた高台だ。
真正面に比叡山が見え、朝、昼、晩と変わりゆく景色に飽きることはない。
どの時代の、どの場面でも、この場所位置が無かったなら
おそらくは、とんでもない息苦しさを覚えるだろうと・・・。
時には、ハンドルを握らず、自分の足で地を踏みしめて、
緩やかな坂の感覚を楽しみたい。