君は無理にきつい言葉を使って
二人の間にラインを引いた
自らに言い聞かせるように・・・
そのラインは何重にも重なって
太く深い溝を形成した
飛び越えられないくらい・・・
飛び込んでも泳げないくらい・・・
温かい泪の河に溺れようかとも思った
それを遮る君の瞳の威圧に
僕は現実に押し返された
それほどまでの思惑だったとは分からなかった
恨ませて・・・憎ませて・・・
そこまでさえも計算の上だったとは・・・ね
僕よりはるか先を走って
ぐるぐると引きずり回して
息切れするこらい探し回らせて
とんでもないご褒美を用意して
驚く僕を笑って覗き込んで
すっと消えてしまった
何なんだよ
君って人は?