2019/04/24 (水)
09:17 |
名言・格言
人間は別れることで何かを得る生きものなのかもしれない。
別れるということには、人間を独り立ちさせ、生きることの
すぐ隣に平然と哀切、慟哭が居座っていることを知らしめる
力が存在しているのかもしれない。
人は大小さまざまな別れによって力を備え、平気な顔で、
明日もここに来るから、と笑って生きるものでもある。
人間の真の姿はそういう時にあらわれる。
伊集院 静 「生きることの隣に哀切がある」
posted by
わたなべあきお | - | -