2017/10/03 (火)
17:25 |
名言・格言
なぜ大きな会社が個人商店の客まで取ってしまいたいのであろうか。それぞれの持ち分があって、大会社には大会社にしか扱えないものがあるし、個人商店には個人商店にしかない小回りの利き方があるだろうに。
阿吽の呼吸で守られてきた、いわば縄張りというものを侵すことが高度成長という時流の勢いで許されるようになると、小さな会社や商店はたちまち潰されてしまうではないか。
大企業ばかりがさらに大きくなり、中小企業が潰れていって、なにが経済成長なのだろう。
「流転の海」 宮本 輝
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わたなべあきお | - | -