坂道で毛虫かなと思って立ち止まった よく見たら違った 一匹のミミズに何百匹もの小さなアリが 群がっていたのだ ミミズは必死に(僕にはそう思えた) 逃げようとしていたが やがて動かなくなってしまった これが生物界の現実と言えばそうなんだろうけど なんか空しさを覚えた 本当を言えば 人間だって一緒なんだよな 自分が直接殺すか殺さないかの違いであって 殺生をして生きているわけだ
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