殺生

坂道で毛虫かなと思って立ち止まった

よく見たら違った

一匹のミミズに何百匹もの小さなアリが

群がっていたのだ

ミミズは必死に(僕にはそう思えた)

逃げようとしていたが

やがて動かなくなってしまった

これが生物界の現実と言えばそうなんだろうけど

なんか空しさを覚えた

本当を言えば

人間だって一緒なんだよな

自分が直接殺すか殺さないかの違いであって

殺生をして生きているわけだ29.7.29-3.jpg

posted by わたなべあきお | - | -

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