飛行

悲しみの壁に向かって

僕が投げたボールは

跳ね返ってくるどころか

突き抜けてしまって

はるか奥深い闇の中へ

吸い込まれて行ってしまった

それが何を意味するのか

僕は理解できずに立ち竦んでしまった

やがて僕はあのボールが

落ちて行ったのではなくて

飛び続けているという確信に至った

そして・・・

その行き先がどこであるのかも

薄ぼんやりと見当がついていた27.5.1-4.jpg

posted by わたなべあきお | - | -

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