悲しみの壁に向かって 僕が投げたボールは 跳ね返ってくるどころか 突き抜けてしまって はるか奥深い闇の中へ 吸い込まれて行ってしまった それが何を意味するのか 僕は理解できずに立ち竦んでしまった やがて僕はあのボールが 落ちて行ったのではなくて 飛び続けているという確信に至った そして・・・ その行き先がどこであるのかも 薄ぼんやりと見当がついていた
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