背景の記憶(165)

まるで子供の飛び出しのように

きみは前しか見ないで

自転車をこいだ

僕はちょっとしたいたずら心で

家の陰に隠れていたのだが

あまりのスピードに

その先の出来事が怖くなって

後ろから声をかけてしまった

急ブレーキをかけた君は

照れたような怖いような

複雑な表情で僕を睨んだ27.1.22-2.jpg

posted by わたなべあきお | - | -

▲page top