シ〜ンと静まり返った闇の中で
ビクッとした自分の体の震えで
目が覚めた
現実の回想だったのか
それとも幻想だったのか
いつものように
登場人物は複雑怪奇で
設定シーンも紛らわしい
酒はその人の本質を露わにする
対人のイメージであり観念であり
時に鋭く矢を放つ
きのうの君はいささか毒を帯びていた
俺は賢げにおさまった言い回しが嫌いだ
言葉に詰まっても咳き込んでも
的確に捉えたセンテンスが突き刺さる
明日の何かのために
今夜手を抜くのはナンセンスというものだ
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わたなべあきお | - | -