詩集

       小窓にて


       小窓にて
       眺める夕やけ雲

       細き露地より
       わが子の足音
       小窓につたわる日は
       夕やけ雲は美しく輝き

       足音の響かぬ日は
       いたずらに いらだたしき色と変る

       小窓のガラスよ
       夕風と共に笑うことなかれ


                詩集 おかあさん(サトウハチロー) 

       

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こむずかしい本では・・・と思い

娘に詩集を届けた


・・・・・・・・・・・・・・・・・

こんな時しか

じっくり

ゆっくり

母を思うことはありませんよ

そして

その十分の一でも

父を思ってくださいな

posted by わたなべあきお | - | -

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