殊更にゆっくりと歩いてみる

一歩一歩を踏みしめて

心の波がアスファルトに

目には見えない足跡を残す

顔を上げて空を見る

微かな希が届くのか

雲が君の笑顔に見える

差し伸べようとする両の手を

雀の群れが遮断する

後ろポケットに突っ込んで

坂道をちょっと速足になる

すると、どんどん現実に引き戻されてゆく

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posted by わたなべあきお | - | -

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