朝の風景
ある小学校近くの信号交差点、明らかに校長先生と見える人が子供たちを迎えている。「おはよう」〜声は小さく張りもない。
両手も後ろ手に組んだままだ。子供たちも子供たちで、まったく無反応に<お>の字も言わず、通り過ぎて行く。
なんか変だ・・・。信号待ちの交差点で、僕は首を傾げた。家庭での躾の問題なのか、学校での教育の問題なのか、両方なのか。
「挨拶は自分から」「返事は、ハイ!と元気よく」そう教えられたような気がするな。礼節というのか〜出来なかったら叩かれた記憶がある。軍隊じゃないんだから〜と言う人もあるようだが、それより何より人間の社会生活における基本でしょう? 先生の教育が必要だ〜なんていう笑えない記事もよく目にする。悲しい現実。
「先生、おはようございます!」帽子をとって、元気に挨拶する風景を見たいものだ。校長先生も、同じ立つなら、粘り強く信念を持って、自らが大きな声で明るく呼びかけて、元気な声が返ってくるまで続けて欲しいものだ。
返事、挨拶、履物の整理・・・やはり躾だったのかな。教育者〜親父に感謝!だな。
|