修羅の世界と言えば、もっぱら戦争や諍いの場面を想定するも のだが、意外とも思える教えがある。 『諂曲(てんごく)は修羅』・・・自分の気持ちを曲げて、人に 媚び諂う〜その心は修羅道にあるというわけである。 人間の心は常には一定せず、刻々様々な世界を揺れ動く。いや 迷い彷徨うと言った方が正しいのかも知れない。『貪りは餓鬼』 『愚かは畜生』・・・。 せめて『平かは人間』を心掛けたいものだ。
(Update : 2010/03/08)