わたなべあきおWeb

M君への手紙

残念とか悔いるとかいう程のことをしたわけではないけれど・・

ひとりの口利き役として言わせてもらう。

人間〜最後は自分なんだよ。メインは君なんだよ。

僕は、あくまでも助の役目であって、どこまで行ってもサブなんだよ。

たった五カ月しかもたないなんて・・・

芸能人のドラッグとまったく変わらないじゃないかよ。

依存症ってもんじゃないね・・・完璧なアル中だ。

築いた信用も実績も、その確かな(いや、確かだった)腕も、地に落ちたね。

誰にだって、悩みや苦しみはあるさ。

僕だって・・・酒で紛らわすこともあるよ。子供みたいな逃避もしたさ。

でも・・・やはり最後は自分なんだよな。

自分に克つ。

自分を律する。

これしかないんだよ。

家族をどう思っているのさ。去年亡くなったお母さん・・・泣いているよ。

大方の人間の優しい言葉は、ほんとの優しさではない。

黙っているのが優しさでもない。それは無視の裏返し。

その時、腹が立つくらいの言葉を投げかけてくれるのが、真の優しさというもんだよ。

君は多くの人達を裏切った。顔に泥を塗った。

再起のチャンスは、そう何度もあるわけじゃない。

もう・・・

僕から電話することはないと思う。

(Update : 2009/03/01)