精霊
昨年見送った叔父も伯母も、晩年は、痴呆のひとだった。
「おまえは誰かいな?」と聞いて、答えるとまた「おまえは誰か いな?」の連続。
痴呆とはそもそもどんな症状を言うのだろう?
魂にはしっかり残っていて、その再生(復元)機能が壊れているだけなのだろうか?
今思えば、もっともっと・・・魂に語りかけるべきだった。
そういえば、父がよく言っていた。死に瀕し、意識朦朧のときでも、言葉をしっかりかけてあげること。必ず伝わるから・・・と。
僕は実行できなかったな・・・。
空の上から〜「冷たいやつめ!」と想われているかもしれないな。
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