鍵
「人生は、獲得と喪失の繰り返しである」と誰かの言葉にあった。
大方は、大きな喪失感の故に、得たものの大きさに気づかず終いになりやすい。
なぜなら、獲得したものは無形の場合がほとんどだからである。
そしてまた、喪失の直後に得られるものでもないからである。
君は、何を失ったか?
ガツガツと獲得ばかりを意識しないのが大切かも知れない。
その貪欲さ故の喪失も多々あるのだから・・・。
欲のない人間は皆無に等しい。
・・・ならば、小欲知足ということか。
まず、喪失ありき・・・かな。
無理矢理奪い取られるもの。
意図して捨てるもの。
この世は、算盤通りには行かぬもの。
・・・だからと言って、算盤を逆さにするにも勇気が要る。
そこの決断に、人生の鍵はあるらしい。
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