わたなべあきおWeb

背景の記憶(19)

    らくがきちょう

あるところに、おじいさんとおばあさんがいました。
おじいさんは、つとめをやめて、のんきにくらしていました。
おばあさんは、おとなしそうでいて、がんこでゆうずうがきかなくてこまった人でした。

としとってからの男の子が一人いました。
表面おもいやりのあるやさしい子でしたが、何分迫力はありませんでした。
海の方から、いさましい娘が嫁にきました。
一人の男の子が生まれました。
生まれるとから大人のような、きっちりとした目つきの子でした。
笑うと人一倍愛嬌のある人なつっこい顔になりました。

ところが、ここに一つの問題がおこりました。
嫁姑の問題です。
年寄り拒否の問題です。
同居の問題です。

この天の授かりっ子
どうなっていくでしょう。


(昔話風に書かれた・・・父の慟哭)


・・・・・
いったい その正体は 何なのか
とにかく かなり的確な ねらい打ちであって
相当 精度よく あたるのである
きつい!
それを私は 今度はじめて まともに受けた
もちょっとで 心臓を 射抜くほどだ
かろうじて 回避した

息がつまりそうになる
胸苦しくなる
・・・・・
しかし
私は
何くそ
渾身の
そうだ
差しちがえの構えで!
・・・・・
アッパーカット 一発!
危うく 胸板。
だが
このやり方
覇道
北風と太陽の例もある
・・・・・
ああ
そのはじめ
姓名判断が
いみじくも
喝破したよ

「まだまだ 地金が出ますよ
子どもでも 産まれたら・・・」
・・・・・

秋ちゃんのとこへ いこうか
乗っ取られましたね
完全に!
老二人 風に吹かれる 木の葉のごとし
 

(Update : 2007/10/01)