響き
瑞々しいけやきの若葉を透いた光が・・・
中学校一年生、国語の教科書の第一ページではなかったろうか? 草野心平の詩だったように思う。なぜか今でも覚えている。「渡部〜読んでみろ」と言われたからかも知れない。
文法や読み書きとは違った観点から、美しい日本語の響きを教え伝える教育が、今見直されているらしい。たとえ学生時代の一時期であろうと、放送関係に関わった者として、ほんとにそうだなと思う。
その文章自体の美しい流れに加えて、韻とか間とかが加味されれば、醸し出される世界は果てしない。
ふと・・・昔、ラジオしか無かった頃、NHKの日曜名作座だったかしら・・・森繁久弥と加藤道子の番組が好きだった。何とも言えない味があった。
まったくの夢的に言えば・・・深夜10分くらいの朗読番組をやってみたかった。
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