雑感
常に新しいもの(新しい展開)を追い求めることは、それはそれで新鮮で心躍ることかも知れない。
しかし、折角ここ迄積み上げてきた年月であるならば、過去の懐かしい想い出に浸るのも幸せなことではなかろうか?
時は、すべてを美しくお色直しする魔術師かも知れない。生々しい修羅場も、まるでドラマの回想シーンのように、穏やかなバックミュージックとともに、優しく蘇ったりする。
憎しみや悲しみも、その棘は先端を丸くして肌に心地よく馴染んだりする。
心の襞は、全てを咀嚼するかのように繊細で奥深い動きを絶やさない。作ろうとしてできた襞ではないことは解りきっている。これもまた・・・時の為せる技なのだろうか?
もう僕は、自分が俺が・・・の時代を超えてるべき世代なのかも知れない。あたかも少年のような心〜は個人的には心地よい世界ではあるけれど・・・。
特別意識的にならずとも、自分の存在そのもが、誰かの心に何かを残すような・・・そんな生き方(接し方)をしたいと想う自分がいる。
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