敵は内にあり
昨今、構造計算を誤魔化したり、見栄え(デザイン性)ばかりを重視し過ぎた建物が多いように思われる。例の事件以来検査基準は厳しくなったと言われるが、現実は、予算との関係もあってか・・手抜きは後を絶たないようである。
表面に見えない処こそ大事。中でも設備工事はもっともしわ寄せをくらう部門。これは人間の体にも言えることかも知れない。
差詰め、血管は水道管や給湯管ってところか。排水管も大切な部門。どのパイプも詰まったり破れたりしたら〜堪ったものではない。100の通過可能容量に150も200も流したところで、先端から出てくるのは100以上は出ないのだから・・・。
適正なサイズを守りましょう。規定の場所に桝を設けましょう。定期的に掃除も致しましょう。
血液が濁れば、顔色も悪くなる。あちこち浮腫も出てくる。ホントに建物だって同じこと。設備の悪い家は、病人が絶えないと昔から言い伝えられている。これは正に実感!
薬や外科的手術に頼らずに、根本的なやり直しが一番の近道と考える。
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