美声
歌手は何度も声をつぶして、一流の歌手になると言う。特に民謡なんかは・・・。そう言えば、学生時代の応援団もそうだったように思う。もちろん、僕自身のことではないけれど・・・。
相撲界の名呼び出し<小鉄>の、館内に響き渡るあの美声が想い出される。集音マイク不要の磨き抜かれた声だった。最近あのような呼び出しにはとんとお目にかかれない。
人間は幾多の艱難辛苦を体験して、真人間になって行く。何事も、己のための試練、鍛錬と受止めるべし。愚痴を言ってはお終いだな・・・。身に付くべきものも、愚痴と一緒に逃げて行く。
真の苦労人は、何も無かったかのように・・・いつも微笑んでいる。
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