かたちより・・・
『かたちより 人は心の賢きを
火にも焼けざる 宝とぞ言ふ』
頭の賢い人は多くても、心の賢い真の智者は希である。
世間的な賢者は、ひとの意見に耳を傾けず、大方が<計我見者>に陥りやすい。
いわゆる学者・物知りが、信仰上で言うところの<利益なし>とされるのは、当然の結果と思われる。耳を聞き役にして他ごとを考え、心で聞こうとしないからである。
何をもって成仏とするかは、意見の分かれるところではあるが、その時ではもう遅いということである。ひとは臨終に生涯の答えを現わす。何の取り柄もなく見えた凡人が、意外にも素晴らしい臨終を迎えるものである。
さて・・・
僕は?
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