わたなべあきおWeb

竹の心

『雪かぶり 倒れし竹は起き上がり

         倒せし雪は 跡形もなし』


竹のような強靱かつしなやかな心を持つべし。

雪とは(ある意味)怨みか嫉みなのか?

じっと堪え忍び、雪解けの春を待つ・・・。

地に着くほどに折れ曲がっていた竹が、

すっくと見事に立ち上がっている。

そしていつの間にか雪は跡形もなく消え失せている。

頑強に見える杉や松でさえ、

重さに負けて折れるのに・・・。

(Update : 2006/03/25)