今はのとき
生者必滅・・命あるもの必ずその終りを迎える(あくまでも肉体的終焉であるが)。
よく「死ぬ気でやれ!」と言う。あれは切羽詰まった心境という意味もあるだろうが、本当は<臨終の時を明日と定むれば・・>の心境の方が正しいのかも知れない。
癌を告知され「余命*ヶ月」と宣告されて、人はどんな生き方をするのだろうか?そこにその人の本質が現われる。自分の愚かさ怠慢を恥じ、有意義に人様のために生きようとする人はどれだけいるだろうか?うまいものを喰い、し足りない好きなことをして・・と思うのだろうか?
人間は必ず死ぬ。しかし、おそらく誰もが「人は死んでも自分はまだ死なない」と思っている。「いつでもござれ」の心境の人なんて万人に一人もいないだろう。
こんなことを考える自分も・・今日死ぬかも知れないなんて、さらさら思わず生きている。<老いも若きも死に定めはなし>と教えられているのに・・・。
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