実像
年度の変わり目、
様々な組織、グループに変動が生じる。
ある組織のトップに、役所を定年退職した人がなった。
本人は気が付かない、長い間に染み付いた、上からモノを言う
高圧的な、時にひとを小馬鹿にしたような言葉が飛び出す。
前任者が僕の顔をちらりと見て、小さな溜息をつく・・・。
ウンザリの気持ちの他に、引き継ぎさえ終れば、後は・・の解放感も伺える。
組織の中で生きてきた人間が、組織の何たるかを解っていない。
きっと、役所と言うところは、まともな組織とは言えないのだろう。ところてん方式と呼ばれる所以か?
いずれ気が付くのだろうか?・・・
肩書きの無くなった一個の人間として自分の実像に。
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