わたなべあきおWeb

家庭

僕は家庭の温もりに飢えていたさ・・・。

そして、その代償を求めて家を出た。

でも・・僕は、僕なりに家を守ろうとしてたんだ。僕が子供心なりに丁寧に積み上げた積み木は、いとも簡単に壊されてしまった。

そもそも・・母親のいない家は、家庭とは呼べないんだ。スペア的存在はいくらでも居るだろうけど、それは形式に過ぎず、心の傷は癒せない。

家庭の崩壊・・誰のせいでもない・・味わうべくして味わされる人生の必然。

家庭に幻滅しながら、またしても家庭を築こうとする。自分が主体ならやすらぎの家庭が築けると信じて・・。

そしてまた・・誰かが、何かが・・壊して行く。

(Update : 2005/03/13)