早朝の冷たい空気は 僕を現実そのものに連れ戻す。 夜の空想と幻想の世界から切り離される。 ここの微妙な切り替えが、苦痛であったり躊躇を伴ったりする。 ひとがまだ目覚める直前の、深い熟睡の闇にいるうちに、 僕は身を切る外気に触れて、リセットしよう。 深呼吸を三回してみる。 立ち向かう元気が湧いてきた? 自らに問いかけて、両手で頬を打つ。
(Update : 2005/03/03)