わたなべあきおWeb

見えるでしょう!

人間、歓びや悲しみの、人生のなかの割分は決まっている。

ただどの段階で受けるかの違いだ。

楽しみは、後にとっておこう。

苦しみは、若いうちにぶつかろう。

晩年の苦難は見るに耐えがたい。たとえそれがその人の歩み来た結果の報いであろうとも。

障害を苦しいとも思わず、健気に乗り越えてきた人には、必ず先でご褒美が待っている。どんな小さな事にも歓びを感じ、人が気にもとめない事にも、光りを見いだす心眼を与えられる。

もうだめだと、諦めなさんな。

これで終りと、投げ出しなさんな。

ほら、そっと眼を閉じてごらん。

見えるでしょう!

あなたは、独りじゃない。

(Update : 2004/08/18)