わたなべあきおWeb

同病、相・・・

かすかにすれ違った程度の人なのに・・・

そして、間接的に得る情報だけで知る人なのに・・・

やたらと僕の心の中で、その人格が膨らみ、

僕の心を支配する。

それは、「同病、相憐れむ」と言うよりも

「同病、相励まし合う」というのが当たっているのかも知れない。

彼女は僕の娘のような世代だ。

しかし、心は僕以上に冴えている。そして・・・

僕以上に、はるか遠くを見つめている。

その年で達観の境地に至るのは、余程の心的ショックの影響だろ

うけれども、それは「病」と言うよりも、むしろ「純粋」の結晶

であって、僕は何の疑念もなく彼女に通じるものがあるのです。

まさしく運命的な出会いなのでしょう。

でも、まだ逢って話もしていないのです。

(Update : 2004/07/30)