反論
父に対して、当時の祖父母や周囲の人達に対して、僕は大いなる反感を抱いていた。いや、今も引きずっていると言った方が正しいかも知れない。
母が亡くなり、僅かな期間しかおかないうちでの再婚。しかも顔も見ていない相手との結婚。それって!・・・。残された子供三人のことを思い・・・と言うけれど、本当にそう思っての事だったのかな?その後の翻弄された人生(兄,姉,僕)を思えばなおさらだ。
それに母方の親族の心情をどれだけ考え汲んだんだろう?表向き仕方なしの承諾は当然としても、後々に語られる言葉を聞けば、それはヒドイ仕打ちとしか言いようがない。
僕は養子の話もあったらしいけど・・・もしそうなっていたら、僕はどんな人生を歩むことになっていたんだろうか。むしろその方が・・・いやいや、それはそれで新たな反感を生むだけでしかない。
時代性なのだろうか?苦しくとも親子四人の人生設計は考えられなかったんだろうか?いくら思っても遅いけど・・・。いずれにしても、父の再婚が大きなターニングポイントだったことは間違いない。
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