這い這い
姪の娘が這い這いをするようになった。 ところがなかなか前へ進まず後退りする。目的のところへ行けなくて半泣きの顔が、なんともいじらしい。 時々何かに掴まって立ち上がる。そしてどうかした拍子にバランスをくずしてひっくり返る。ビックリして目を大きく見開いた泣く寸前の顔がまた可愛い。
うちの長男坊主の時は、六畳一間のアパート暮らしだったので、這い回るスペースがなくて、いきなり座卓でつたい歩きを始めて、ついぞ這い這いをすることがなかった。そして急な階段を二回も上から下まで落っこってしまった。赤ん坊の身体は超柔らかいというけれど、ホント実体験。
次男坊は新居の広い家(と言っても、アパートに比べればの話)で育ったので、それこそ膝にタコが出来るくらいに、這いずり回っていた。この子は山のなかの一軒家みたいな場所だったので、ムカデやヘビやハチや昆虫といった自然の敵?と闘って育った。
環境が子どもの成長に及ぼす影響・・・なんて子育て真っ最中には、なかなか考えないもんだなと思う。大きくなってから、ああ・・あのことが・・と思うものである。
さて姪の娘。母子家庭の環境はどんな影響を与えるのだろうか?少なくとも僕の逆バージョンにはなって欲しくないと思う。僕が父親代わりの何分の一かを担えればいいのだけれど・・・。
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